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実家じまいで思い出を捨てなくていい方法がある|実家じまいFAQ

実家じまいFAQ

実家じまいで思い出を捨てなくていい方法がある

実家じまいを始めると最初に直面するのが「物の処分」の問題です。「思い出のあるものを捨てるしかないのだろうか」と手が止まってしまう方へ。先に結論をお伝えすると、思い出は「処分するか/取っておくか」の2択ではありません。捨てずに残せる第3の道が、3つの形で存在します。
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結論:思い出は「捨てる」か「取る」かではなく、「形を変えて残す」こともできます

実家じまいの本やブログの多くは「断捨離」「処分」を前提に書かれています。けれど現場では、捨てずに残す3つの方法を組み合わせて使う方が増えています。物理的に手元に置かなくても、思い出は形を変えて残せます。

3つのアプローチを順に紹介します。どれか1つだけでも知っているだけで、処分への迷いがぐっと減ります。

方法①:「写真・動画・VR」でデジタル化して残す

1つ目は、物そのものではなく姿を残す方法です。デジタル化すれば、データとして手元に置くことができ、後から何度でも見返せます。

デジタル化に向いているもの

  • 家具・台所道具・庭木のような大きいもの
  • 古いアルバム・賞状・手紙の現物
  • 家の中の各部屋・家族の動線・空気感

家全体を残したい場合は、写真や動画よりVR空間記録が適しています。後から「歩いて」家の中を見返せるため、台所の配置や祖父母の部屋の質感まで保存できます。物そのものは処分しても、姿は失われません。

方法②:「シンボル品」だけ1〜3点に絞って残す

2つ目は、捨てない物を厳選する方法です。すべて取っておこうとすると保管スペースに限界があり、結局押し入れの奥で眠ったままになります。

シンボル品の選び方

家のすべてを象徴する代表選手を1〜3点だけ選びます。「これを見れば家のことを思い出せる」と感じる物が候補です。具体例として現場でよく選ばれるのは、家族写真のアルバム1冊、母の食器1セット、父の道具1点、玄関の表札、庭の植木鉢などです。

選び方のコツ

「思い出の量」ではなく「思い出を呼び起こす力」で選びます。大きさや価値より、目にしたときに記憶が立ち上がるかどうかが基準です。家族で集まって「これを残そう」を1人1点ずつ決める方法も、後の納得感が高くなります。

失われるはずだった家が、
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方法③:「家族で記憶を共有」して言葉として残す

3つ目は、物理的なものではなく言葉と物語として残す方法です。物を捨てても、誰かと一緒に語った思い出は残ります。

共有の3つの形

  • 家族で集まって思い出を語り合う日を1日作る──食事しながらでも構いません。話したことが家族の中に分散して保存されます。
  • 家族LINEで「あの台所のこと」を1人ずつ投稿してもらう──集まれない場合の代替案。後から見返せる形で記録になります。
  • 親や祖父母の声を録音する──「この家でどんなことがあったか」を10分だけでも録音しておくと、家そのものが消えても声と物語が残ります。

言葉化された思い出は、物よりも長持ちする

意外なことに、写真より物語の方が長く生き残ることがあります。物は物理的に劣化し、紛失もしますが、家族の中で語り継がれる物語は世代を超えて伝わります。

3つを組み合わせると、ほぼ全ての思い出が残ります

3つの方法は、どれか1つを選ぶより組み合わせる方が効果的です。デジタル化で家全体の姿を残し、シンボル品で物理的な実感を残し、家族との共有で物語を残す。この3つを並行することで、物を処分しながらも思い出を捨てた感覚を生まずに実家じまいを進められます。

このテーマをもっと深く知りたい方は、実家じまいが寂しい…始める前に知っておいてほしいこと(教科書)に、感情面から実務までを含めた進め方が3層構造で詳しく整理されています。

まとめ:実家じまいは「捨てる」だけの作業ではありません

思い出は捨てるか取っておくかの2択ではなく、姿・シンボル・物語の3つの形で残せます。物を処分する作業と、思い出を残す作業は別物として並行できます。物が消えても、思い出は別の形で手元に置いておけます。

ハウストーリーは、株式会社Leolineが運営する、実家じまいや解体前のVR空間記録に関する情報メディアです。「壊す」の前に「残す」という選択肢があることを、一人でも多くの方に届けたくて続けています。

監修:畠山 琢(株式会社Leoline 代表取締役)/制作:ハウストーリー編集部

監修 畠山 琢(はたけやま たく)
株式会社Leoline 代表取締役
解体前の住宅・歴史的建造物・乗り物などの空間記録を全国で手がける。JR北海道、北海道新幹線、日本航空大学校、札幌市路面電車など、「二度と同じ状態では撮れない」空間の記録実績多数。「資産を守り、育て、生かす」をミッションに、家族が「選ばなかった」と納得できるように選択肢そのものを届けることを仕事にしている。
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